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南国コントラスト

090913_オキナワ追想

ゴーギャン展を観てきた。

「色がすごい」らしいときいて。

そこは、楽園のような自然あふれる南国なのに、
わたしが観てきたような
明るすぎる日差しにきらめく海や
どこまでも青い空
そんなそこぬけに明るい光は感じられなかった。

あえて描かれた、影のぶぶん。
そこでたたずむ褐色の肌をした少女の、
意味ありげな表情が目に残る。

光と影。
南の島の、そのコントラストは激しい。
影があのようにきりりと黒々しいから
光は空を青く、緑をつややかにかがやかせている。

沖縄では、
たててきた旅の計画がどうでもよくなるくらいに
南の島はわたしを、「そのまんま」にさせた。

ゴーギャンが描きたかったのは、「野生」
人間の生と死。文明と野蛮。

最近深夜放送で観た、NHKのドキュメンタリーが頭のなかでリンクする。
アマゾンの奥地に住む、「最後の石器人」といわれるヤノマミ族を追ったもの。
映し出される彼らの生活ひとつひとつに、心底驚いた。
でも目をそむけられなかった。
そして背景に映る森や、ひらひら舞う蝶や、蛇、シロアリ。
彼らを覆う満点の夜空がまた、恐ろしく美しかった。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090412.html
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いのちといのちがぶつかる音を聴いた

090909_トリツカレ

アトリエ・ダンカンプロデュース
音楽劇「トリツカレ男」
原作:いしいしんじ(新潮社刊)
脚本:倉持裕
演出:土田英生
振付:小野寺修二
音楽:青柳拓次・原田郁子
出演:坂元健児 原田郁子(クラムボン)
浦嶋りんこ/小林正寛 尾方宣久/尾藤イサオ
江戸川卍丸 大熊隆太郎 榊原毅 鈴木美奈子 中村蓉 藤田桃子

こちらを、観てきました。
ずっと気になっていたこの劇
だいすきなクラムボンの郁子ちゃんが出るのだし、
よくないわけはないのだけど
思いきれずにチケット購入を迷ってしまったこの劇。

お誘いをいただきました。

ほんとうにありがとう。

いま、
すごいものに触れたあとの
ふっくらした余韻で、

こころが栄養満点でございます。

しあわせとはこのことぞ。

いいものは、いい。
この世の中に、すごいひとって、居るんだなあ。

○すごいふたりのゆるくて深い対談
http://blog.natalie.mu/pp/toritsukare
○銀河(故 忌野清志郎氏との共演。映像も美しいなあ。)

北欧のひかり

0725_06.jpg
「陽光習作」1906

ヴィルヘルム・ハンマースホイ Vilhelm Hammershøi(1864-1916)
デンマーク コペンハーゲンで生まれ育ち
生涯をそこで過ごす。

ハンマースホイは、室内画家である。
そして、彼の作品の多くをしめるのが
誰もいない部屋を描いたもの。

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理想のごちそう

だあれだ

だあれだ

じゃあこれはだあれだ

gurigura-2_080907.jpg

そう。
三角帽子で
お料理上手
こころのやさしい
ぐりとぐらさんです。

小林葉子さんに、招待券をいただいたので
大学時代の絵画ゼミの友達 M子ちゃんと
「ぐりとぐら原画展」
うらわ美術館まで行ってきました。

実は大学時代には
一度もふたりで出かけたことのなかった M子ちゃん。
月光荘にきてくれて
(Kちゃんがつれてきてくれたんだよね)

卒業ぶりに顔をみることができて
そしてそのあとくれたお手紙がうれしくて
ぐりとぐらを観たときに顔が浮かび
お誘いしたのでした

女の子らしい、さらさらストレートだった彼女は
ばっさりショートヘアになっていて
「今度結婚するの」と
ちょっぴり不安そうにだけどほんとは嬉しそうに
そう言っていました。

うなぎ屋でお米かきこみながら、
フレッシュネスでお茶のみながら、
大学時代にははなせなかったきもち
卒業してからいままでのことも
今だから振り返ってたくさん話せて

青春時代に絵をかくことをえらんだことは同じ。

自分のきもちに正直に
けして器用ではなく
たくさんいろんな壁にごちごちぶつかってきたわたしたち
そうしながら、すこしずつすこしずつ
穏やかな道がみえてくるのかな、と
思いました。

さわやかに、大人になるっていいなあと
思えました。



さて
ぐりとぐらの絵を描く
山脇百合子さん
沢山の並べられた原画、その数に驚き
デビューの早さにもたまげました。(高校生で初連載だという。)

だけどなによりも印象にのこったこと。
それは、
美味しそうなごちそうのシーンが
沢山の絵本のいちばんいいところで登場しているんだなあ
ということ。
食いしん坊な私は
思わずほっぺたが落ちそう。

くまさんといっしょにシートをひろげてほおばる
サンドイッチ、クッキーにりんご

クリスマスの夜に
みんなをまねいておちゃをのみながら食べる甘いクリスマスケーキ
(らいおんのピアノ、ねこのトランペット)

そしてあの、おおきなたまごでつくった
きいろいカステラ!!!

そしてよおくみると、ぐりとぐらが集める「森のみんな」には
ちいさなかたつむりや、とかげ、亀やなんかもいることにも
くすっと嬉しいきもちになります。

こんなにこころに刻まれている
しあわせのイメージ。

家に帰り、我が家の本棚をみると
「ぐりとぐら」
「ぐりとぐらのえんそく」
「ぐりとぐらのおきゃくさま」
「ぐりとぐらのかいすいよく」
沢山のかわいいぐりとぐらがうちにも居ました。

絵本たちはもう黄ばんでしまっていて
ごめんなさい、ほこりだってかぶっていました。
そう、とても価値なんてつかないもの。

だけどこうして大人になってもいつまでもこころにほっこりと

「いちどでいいからあの黄金色のおーきなカステラ、食べてみたいなあ」

というしあわせのイメージがのこっている。
それがなによりもわたしの一部になっているんだな、

しみじみ感じる、絵本のすばらしさです。



そして M子ちゃんからもらった
お母さまお手製のいちぢくジャムと、スコーン。

赤ワインとお砂糖だけでつくったそのワインレッドのとろとろーりは
夕飯後、こおばしく焼いたスコーンの上でとろけ、ほどけ、素晴らしく絶品で

ぐりとぐらがカステラのにおいをかぎつけたときとおんなじ顔を
(鼻の穴がまんまる!)
家族みんなしていたのに違いなかったのでした。

すごくいい夜のぐりぐらに負けないごちそう、
ありがとうね。
M子ちゃんと、M子ちゃんずママ!
gurigura_080907.jpg

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